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ウ.輸出入別の状況

輸出入のバランスから、輸出型、輸入型に分けると、松山港は輸出型に属する。一般に、膨大な後背地人口を有する大港湾は、中京地区を除き輸入コンテナ物流型の色彩を強めている。一方、輸出型は近隣に輸出産業が存在していることが条件となる。

松山港の近隣港湾のうち、広島港、徳山下松港、三田尻中関港はそれぞれ、自動車、化学等の輸出大手企業に大きく依存している。輸出産業の存在は、べースカーゴの確保を容易にする利点がある。

 

■地方港湾のタイプ
タイプ 港湾
輸出型 敦賀、境港、福山、広島、岩国、徳山、三田尻、□松山、三島川之江、大分
輸入型 舞鶴、和歌山下津、下関、徳島小松島、博多、細島、那覇
中立型 福山、堺泉北、水島、今冶、長崎、志布志
(注)西日本の外航コンテナ就航湾のみ

 

エ.背後圏

松山港の背後圏は、現在のところ、一次的には松山圏域を中心とした県下一円である。二次的には取り扱い実績等を総合すると、広く四国中西部である。

しかしながら、今治港の背後圏とも重複している上、より広域的にはフェリー、内航フィーダーを利用した輸送が行われ、神戸港・大阪港の勢力圏とも重複している。

しかしながら、関西からは約300kmとやや距離があるため、神戸港・大阪港の直接の集荷圏とはなりにくく、すみ分けていくことは可能であろう。

現実に、九州においては関西と距離があるため、影響を受け難く、独立した集荷圏を形成しており、北九州港と博多港とが拠点港として機能している。

なお、広島市も以前は神戸港の二次勢力圏であったが、山陽地方の各港において釜山との定期航路が開設された結果、水島港以東へと神戸港の集荷圏が次第に「後退」しているようである。

 

 

 

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